ハイハイの大切さ
歩行獲得までの間、全身を地面に向けての活動があります。
ハイハイから歩行まではわずか8ヶ月間くらいです。
この間に全身運動から体幹の基本までが育つのです。
手、足を使ってのハイハイの大切さを今一度考え生活(遊び)に工夫して行きたいですね。
・多摩川にて
今、保育園ではハイハイチームも歩行獲得した子も多摩川の斜面遊びに夢中です。
少し寒くなっては来てはいますが、身体を動かすことで寒さなんか吹き飛ばしています。
ハイハイ組
斜面を手足を使って登ります。
頂上からゴザに乗って大人がひっぱり斜面滑りです。
スピードも楽しみますよ。
歩行組
自分達でゴザを引き、友だちを乗せて滑りを楽しんだり、
ゴザをみんなの力で上まで持っていったりしています。
3人、4人と乗るとアレ~~重いヨ!!手伝って!!と友だちを誘い、
仲間の力を信じる姿も出ています。
・五感で感じる
斜面の土や草などを手や足の裏で感じること。
また空の色、冷たい風を感じる。
どれも五感の働きですね。
こんな子どもの言葉も!
「お日様はどこ?」 空の雲を見て。
「わぁ~い。みんな一緒だね」「どこへ行くのかな?」「おうちへ帰るのかな?」 鳥が群れているのを見て。
・質問より
Q:なかなか高ばいにならない。手もあまり使いません。(0.1歳児)
A:斜面を利用し楽しんでゆく中で、足のケリも出て、手もしっかり使い、
目的の先を見ることで首の力もついてゆきます。
高ばいになる力もついてゆきます。
Q:自分、自分とどうしたらよいでしょうか?(2歳児)
A:「自分だけ」がまだまだ強く出る年齢です。
「友だちと一緒」も体験の中で学び、主体的なものの考え方も出てきます。